2006年11月09日
国が強制してはいけない

遠回りのように思えても、表現の自由をまもって行くことが大切だと思います。

電波管理審議会は「拉致放送命令」を認める答申をしました。国の放送介入を認めてしまうこで、非常に残念です。

テレビ報道ディレクターとして様々な表現をしてきました。報道は影響が大きく、利害が錯綜し、自粛してしまうというケースがないわけではありません。しかし、基本は自らが定めたルールに則って判断する、ということが大原則です。外部の圧力によって、放送したりしなかったり、ということを一旦おこなってしまうと、報道の自由に縛りをかけてしまうからです。

新聞やテレビが国の「命令」のもと、その報道内容が決められている社会を想像してみてください。今の北朝鮮や戦時下の日本と変わらなくなってしまいます。

教育基本法改正案が衆議院を通過する公算が強くなってきました。改正案の問題点は、国が国民に対して「愛国心」を強制していることです。「第二条(教育の目標)」の中に、「郷土と国を愛し」という文言が挿入されています。

国民一人一人が、国を愛することは自由ですが、国が国民に愛することを一律強要するのは、間違いです。どこかの国の映像で、あらそって愛国心を叫ぶ子どもたちの姿を見たことがあると思います。おそらく違和感を覚えたと思いますが、その感覚は間違っていないと思います。