「愛国心」を盛り込んだ改正教育基本法が成立しました。そして、防衛庁が防衛省に昇格しました。
戦後、多くの国民の犠牲と反省のもとに作られた教育基本法。政府主催のタウンミーティングが税金を使って世論操作をしていたわけですが、そうした状況下で教育基本法は改正されました。
アジアの中で日本は平和創造のイニシアチブ(主導権)が握りきれないまま「軍事」に依存する政策にかじを切ろうとしています。力を誇示することが、「美しい国」になることでは無いはずです。
安倍首相が掲げる「戦後レジーム(体制)からの脱却」は本当に国民が望むことなのか、アジアの人々に歓迎されることなのか、大きな不安を抱かずにはおれません。
中米にコスタリカという国があります。1948年に軍隊を廃止しています。日本も1947年に戦争放棄と軍隊を持たない国として憲法を制定しています。軍隊を持たない憲法をもっているという共通項があります。

アリアス氏の選挙事務所を取材
2006年5月に、ノーベル平和賞を受賞しているアリアス氏が大統領に就任しました。私は、その大統領選を取材に行きました。コスタリカには「平和」が日常生活に浸透している印象を受けます。陽気な気質と政治的にオープンな制度や風土が築かれていることに、驚かされました。

選挙最高裁判所
親同伴で身分証明書を受け取りにくる子どもたち
(投票権がまだ無い18才未満でも身分証明書を発行して、子供に模擬選挙を経験させています。民主主義のシステムを子どものころから「教育」しています)
コスタリカは、軍事にお金をかけるのではなく、教育にそのエネルギーを注ぎ子どもが長じて未来を担う、という精神があるように感じました。改正される前の教育基本法の理念ととても似ているように思います。

ご参考:
コスタリカ概要:ウィキペディア