ドラッカー

人を雇うこと|ドラッカーからマネジメントを学ぶ

ドラッカーは、『新訳 現代の経営(下)』で「人を雇うこと」を次のように述べている。

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働く人を雇うということは、人そのものを雇うということである。
・・・・・・・

どういうことか?

人手というが、手だけを雇うことはできない。手の所有者である人間も雇うことになる。人間には人格があり、生活があり、人生がある・・・

経営者は、そのことを深く理解する必要がある。

新訳 現代の経営〈上〉 (ドラッカー選書)
新訳 現代の経営〈下〉 (ドラッカー選書)


↓こちらの方が新しいです。
ドラッカー名著集2 現代の経営[上]
ドラッカー名著集3 現代の経営[下]

不健全な組織の症状|『現代の経営』ドラッカー

『現代の経営』(下)ドラッカーでは、組織論やオペレーションの内容となっている。組織設計に原則はあるが正解はない、といわれる。ドラッカー自身も「健全な組織」の定義は難しいが「健全な組織」を定義づけるのは難しいと語っている。

医者が健康であるということを、病気や生理的異常がないなどの消極的な定義しかできないことと似ていると指摘している。

「不健全な組織の症状」として、こんな内容をあげている。

・マネジメント階層の増加
・目標の貧困や混乱
・無能なものの放置
・権限の過度の集中
・活動分析の欠如
・摩擦回避のための間接費の増大
・経営管理者間のコミュニケーションを促進するための特別措置  
→調整委員会の設置、頻繁な打ち合わせの開催、専任の連絡担当者の任命 ・セクショナリズム
・マネジメントの年齢構造の偏り

人事評価

『マネジメント』でドラッカーがブームだが、名著はたくさんある。

今、読んでいるのが、『現代の経営』。

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しかし、最大の間違いは、弱みを中心に人間を評価することである。
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強みに焦点を当てることができればすばらしい。現実は、なかなかそうはいかないが・・・

社長のやるべきこと

ドラッカーは『現代の経営』で次のように述べている。

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事業が成長の足がために失敗し、倒産はしないまでも縮小していく最大の原因は、社長が、もはや行うべきではなくなった意思決定をいつまでも自分で行っていることにある。
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社長が現場レベルの意思決定にちょっかいを出し、現場が会社全体の意思決定(が行われないこと)を憂いている。

よくあるパターンだ。

P.F.ドラッカー「事業とは何か」

ドラッカーは、次のように述べている。実務というよりは、哲学。

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「事業体とは何か」と問われると、たいていの企業人は、「利益を得るための組織」と答える。たいていの経済学者も同じように答える。しかしこの答えは、間違いであるだけではない。的外れである。
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とても挑発的なもの言いではないか。「利益を出せ。それが目的だ!」と死ぬほどしゃべっている人には、「ん?」と意味がわからないだろう。

「利益を出せ。それが目的だ!」を死ぬほど聞かされている人は、「じゃぁ、なんなんだ?」と興味をそそられるのではないだろうか。

ドラッカーは、「目的」ではなく「条件」だと言っている。

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利益は、事業における行動や意思決定の理由や、原因や、根拠ではなく、妥当性の尺度である。
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考え方として、

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事業の目的は企業の外にある。企業が社会の一機関である以上、事業の目的は社会に求めなければならない。
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としている。

事業の目的として、有効な定義を一つだけ指摘している。

それは、

顧客を創造することである。

ドラッカーは、大きな視点で考察している。われわれが知っている概念のほとんどは彼が語ったこと。「顧客創造」、ちょっとかっこよすぎるが、よくよく考えてみるとそうかもしれない。

ThePracticeOfmanagement

ドラッカー名著集2 現代の経営[上]



ThePracticeOfmanagement002

新訳 現代の経営〈上〉 (ドラッカー選書)

『現代の経営(上)』P.F.ドラッカー

ドラッカーは、『現代の経営(上)』の中で、「われわれの事業は何か。何でなければならないか」と問いかけをするように指摘している。小見出しで『「われわれの事業は何か」が最も重要』と書いてあるので、まず間違いなく重要な記述だ。

この問いかけを別の言い方をすれば「ドメインを自問自答せよ」ということだ。ドメインとは企業が戦う領域のこと。

顧客(市場):どのようなお客様に 技術:どのような技術を持って 顧客機能:どのような利便性・満足 を提供していくのかを明確にすることだ。

「技術」「機能」といってもピンとこない人は、 誰に、何を、どのように と覚えておくとよい。

または、経営戦略の策定は、製品/市場を決定することとも言われる。どのような製品(サービス)を、誰に(市場に)提供するのか、ということになる。フレームワークの違いはあるが、どちらも言っていることは似ている。

ちなみに、製品/市場をそれぞれ、既存か新規かでわけてマトリックスにする。これを使うと、成長の方向性を検討しやすい。方向性が曖昧になった時は、この成長ベクトルを使うとよい。

さて、ドラッカー。彼は50年以上も前に次のように言っている。

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事業が何であるかをきめるのは、生産者ではなく顧客である。社名や定款ではない。顧客が製品やサービスを購入して満足させる欲求が何であるかが、事業が何であるかを決める。したがって、事業が何であるかという問いに対する答えは、事業の外部、すなわち顧客や市場の観点から事業を見ることによってのみ得られる。

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ドラッカーも似たようなことを言っている。しかし、違いは「観点」だ。問いかけは「われわれの事業は何か」と考える主体は、「われわれ」。しかし、問いかけに対する答えは、「われわれ」から離れて、それを決めるのは「顧客」であると「視点」をずらしている。

ここが重要なポイント。「優れた戦略」が失敗に終わるのは、この視点が欠けているからだ。禅問答のようだが、自分自身に対する問いかけの答えを、他者のみが答えうる、というのだ。

深入りするとパラドックスに陥るのでこういうことにさせてほしい(笑。

本当の意味で顧客視点に立つということは、難しい。だからこそ、何度も何度も顧客の視点に立って問いかけ続けなければならない。

ドラッカー名著集2 現代の経営[上]



新訳 現代の経営〈上〉 (ドラッカー選書)

基本と原則を考える

基本と原則に反するものは、例外なく破綻する。
P.F.ドラッカー

小手先のテクニックで対処できている――
例外対応が、あたかも「原則」のようになっている――

そんな場合であっても失ってはならないものがある。基本と原則。基本に立ち返り、原則は何であるのかを徹底的に考え抜くこと。

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