2007年04月10日
板橋区産業支援 文化都市へ
板橋は、大田区に次ぐ規模をもつ東京第2位の工業地域です。

板橋の特色は印刷・精密機器・金属・化学という4つの柱を持ち、文字通り技術立国ニッポンの屋台骨を支えてきました。こうした地場の産業は、雇用を生み出すと同時に税収面を向上させ行政サービスを安定させることに貢献します。地域の活力や市民のくらし・生活の源泉でもあります。

しかし近年、板橋区内の事業者が廃業するケースが増えています。

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製造業自体が中国を中心とするアジア地域へとシフトをするなどグローバル化が進んでいるからです。このことによって、いわゆる「頭脳流出」「産業空洞化」現象が起きています。そして、区財政の構造にも変更を余儀なくしています。

結果的に、「ものづくり」のノウハウが労働力の安い地域に移転し、消えてしまっています。板橋区にとっても日本にとっても好ましいことではありません。技術を伝承し、時代に即した新しい技術やサービスを創造し続けるような施策が必要です。

また、生活関連サービスを提供する商店街も空き店舗が増えています。活気が失われると同時に地域のつながりが希薄になってきています。商店街には、ただモノの売り買いだけではない機能があることに注目をする必要があります。老人福祉や子育て関連のサービスなど地域の連携を形作るためのコミュニティビジネスを育てることで、ぬくもりのある生活空間にしていかなくてはなりません。

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これらを実現していくためには、若者や団塊の世代などの創業を側面から支援していく必要があります。事業承継も大きな課題です。経営者自身が革新的に事業に取り組むことができる基盤を整備していくことが必要です。例えば板橋が拠点になりつつもエリアを越えて、国境を越えて情報交流を民間主導で行える環境作りが必要です。ヒト、モノ、カネ、情報の経営資源を主体的で効率的に提供できる施策が必要です。

また、産業の問題を産業だけに留めずに中学、高校、大学などと連携を深め生徒や研究、インフラをなどを相互にメリットが生まれるような枠組みづくりも大切です。国際交流においても、商工業の交流を推進することで、経営革新を促すことにつながります。国際的な視点を持ちつつ、地域とお店・町工場がつながることで、文化的な都市・板橋が創造されます。

【改善提案】

板橋ブランドを確立し付加価値を向上
雇用、税収確保の好循環創出
板橋技術の伝承、熟練技術者支援
創業、事業承継、経営革新支援
研究支援、産技研機能の存続
経営・ビジネス支援情報の提供
地域が明るくなるコミュニティビジネスを推進
地域とお店・町工場の連携支援
中学生など職場体験を通じた就職/雇用支援
区の国際交流を活用し産業振興支援

ご参考:

板橋のにぎわいを取り戻します
ちぐさの提案/激減!板橋区の企業
カットされる板橋の産業経済費
ビジネス支援図書館

板橋ブランド戦略と観光
海外視察旅行


板橋が変わります!
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2007年04月03日
地域密着金融で地域活性

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金融審議会の「リレーションシップバンキングのあり方に関する作業部会」が近く報告書をまとめる、と4月3日付けの日経新聞が報じています。

リレーションシップバンキングは、「貸し手」(銀行)と「借り手」(企業)の関係性を深めることで、相互にメリットが増すとするビジネスモデルです。

「貸し手」が「借り手」の経営情報を把握することによって、長期的な融資や再生支援が行ないやすくなります。

「借り手」である中小企業は、大企業と比較をして直接金融からの資金調達が困難です。地銀や信金などからの間接金融にたよらざるを得ません。

しかしこれまでは、金融機関は土地を担保にした融資を行なってきました。土地を持たない中小企業やベンチャー企業には、資金がまわらないという弊害がありました。そうした問題が、「リレーションシップバンキング」によって緩和されると考えられます。

今後、地域金融機関は、地元密着の経営計画を作成しなくてはならなくなります。計画案は次の分野です。

3つの重点分野
取引先の支援
資金供給方法の多様化
地域経済活性化


中小企業は、金融機関に経営状況を理解をしてもらうために「事業計画書」の作成を求められるようになると思います。経営情報の開示や経営課題を解決するための資料や計画書です。

「事業計画書」の作成は大変ですが、己を知るという意味においても、円滑に融資を受けるという点からも有効です。

自治体は、地域経済を活性化させるための戦略作りや金融機関と中小企業を結びつけることなどが期待されます。

用語説明
直接金融:株式や債券を発行し、証券発行市場を通じて
       資金調達すること
間接金融:金融機関から資金を調達すること


ご参考:
『リレーションシップバンキングの機能強化に向けて』 (平成15年3月27日 金融審議会 金融分科会 第二部会)
※最新の報告書はまだ出ていないのでこちらを参考にしてください

板橋区産業融資制度


 
2007年03月23日
板橋区 ものづくりと産技研

板橋区に隣接し北区にある産業技術研究センター(産技研)。
ここは、中小企業の「技術の駆け込み寺」といわれる東京都の施設です。

板橋区と北区は、精密機器などの製造業が集積しています。関連する企業が「集積」していると、経済性もさることながら技術革新の苗床として大きなメリットがあります。産技研は、いわゆる城北地域のものづくりや産業支援の拠点として機能していました。

実は、この産技研が江東区青海に移転する計画が進められています。

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東京都のホームページより


地図からも分かるとおり、城北地域の支援拠点がすっぽりとなくなります。

この10数年間、東京のものづくり産業は衰退してきました。グロバリゼーションの波や2007年問題は、技術が継承されない現実と技術(頭脳)流出を私たちに突きつけています。

決して自治体だけの取組みで解決される領域ではありませんが、衰退し続けるものづくりの現状を見ると、産業支援政策が大きなテーマとなるはずです。

都内製造業の事業所数及び製造品出荷額等の減少

1990年(平成2年)      2003年(平成15年)
事業所数 78,190  →  49,580(37%減)
製造品出荷額等 20兆4,394億円  →  11兆6,259億円(43%減)

ご参考:
東京都の産業支援体制の再整備に係る基本構想
東京都立産業技術研究センター
ちぐさの提案/激減!板橋区の企業


板橋が変わります!
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2007年02月07日
カットされる板橋の産業経済費

板橋区は、「平成19年度当初予算案」を公表しています。

「低成長下の景気拡大が継続」という言葉に示されている通り、今後の景気変動を織り込んでいかなくてはならない状況です。

板橋区は、ものづくりの集積地として有名ですし、ハッピーロード大山など全国的にも有名な商店街が多くあります。しかしこの間、板橋区の事業所数は激減の一途をたどっています。数字は、2001年までですので、2007年現在、さらに減少していることが予想されます。


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引用:『第35回 板橋区の統計』


中小企業がどんどん区内から外に出てしまい、または倒産をしています。ものづくりの活力は失われ、商店街は空き店舗が目立ち始めています。活気が失われてきています。

理由として、日本経済などの大きな社会環境の変動をあげることができますが、板橋区自身が産業施策を打ち出してこなかったことに大きな要因があります。

産業経済費と予算に占める比率
荒川区21億1,600万円(2.6%)
北区26億472万円 (2.3%)
大田区27億4,357万円(1.3%)
板橋区13億5,600万円(0.8%)

引用:各区の「予算案の概要」をもとに制作

板橋区では、産業経済費をカットする傾向にあります。ものづくりや商業に特徴のある自治体に比べてもよくわかります。

区内の産業を活性化することが、暮らしを豊かにし将来的な税収を獲得していくという長期展望を持たなくてはなりません。活力の喪失を食い止めるために、他の自治体の取組みに学び、板橋の状況や特徴に即した対策を打たなくてはなりません。

ご参考:
ちぐさの提案/激減!板橋区の企業


板橋が変わります!
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2006年12月26日
ビジネス支援図書館

図書館には多種多様な情報が集まっています。それから、図書館には様々な機能があります。閲覧室、映写室、視聴覚室、会議室、食堂、談話室などです。

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図書館の活用範囲は広がります


起業をしたり会社経営をするには、いろいろなことに対処しなくてはなりません。事務レベルから経営戦略レベルまで沢山あります。そうした情報を調べたり、情報交換をしたり、場合によっては税理士や中小企業診断士に直接、相談が出来ると便利です。

ビジネス支援図書館では、図書館の一角に経営に関する情報を集めています。会議室を使って地域の経営者が情報交換をしても良いですし、相談窓口を設けているところもあります。

板橋区は会社の数が激減しています。起業率より廃業率が上回っています。起業のための情報や廃業せずに経営を進めていくための施策が求められています。

図書館の利用を、ビジネス支援という切り口以外に発想するもの良いと思います。子育てなど家庭にまつわるテーマも相性が良いかもしれません。


ご参考:

創業・経営ライブラリーの創設を提案しています。